未利用エネルギー活用事業について
三笠市は石炭産業を中心に成長し、石炭を運ぶために日本で3番目の鉄道が敷かれるなど、北海道の発展に大きく寄与した街です。炭鉱跡地の利活用が課題であった三笠市は未利用な地域資源である石炭を活用し、水素エネルギーの製造を研究しています。さらに、水素製造の過程で発生するCO2は、石炭の採掘によって生じた空洞に圧入およびCO2スラリーを圧送することで実質ゼロに。この取組みは産学官連携で行っており、産炭地での新たなCO2固定技術の確立に向け研究を進めています。企業版ふるさと納税を活用した事業としても注目を集めています。
実験場所
6月22日に三笠市の取組を環境パートナーシップ会議(EPC)様と視察を行い、三笠市の担当者様から丁寧に実験について説明を受けました!実験後、画像のボーリング跡は閉じていますが、実験時は約400mまで穴を掘り、CO2の地下固定化の実験を成功させました。
旧奔別炭鉱立坑櫓
石炭採掘のための人や資材を運搬するために建設し、昭和46(1971)年まで操業され、累計2650万トンの石炭が採掘されました。
北海道に7つの炭鉱がありますが、廃坑される可能性が高まっています。
炭鉱跡地でのブルー水素製造技術が工業科・商業化することに成功すれば、
炭鉱関連の新しい産業になる可能性も秘めているプロジェクトです。
riverでは、各地で進めているプロジェクトの現場を自身で視察することを心がけています。
地域が進めている地域課題解決プロジェクトを多くの方に届け、
パートナーシップの構築に繋げられるよう取組みを進めてまいります。
詳しくは
三笠市ホームページ
プロジェクト紹介ページ
三笠市未利用エネルギー活用フォーラム 講演資料①
三笠市未利用エネルギー活用フォーラム 講演資料②
小坪拓也riverサービスファウンダー