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お知らせ

2024.12.10

    能登地域の現状を伝えるための現地視察

    株式会社カルティブでは自社サービスriverのネットワークを生かし、能登地方の現状を届けるためのセミナーを継続して開催しております。過去4回開催しており、震災の情報を風化させないために、今後も3か月に1回の頻度で開催していく予定です。
    https://cpriver.jp/2024/06/12576/

    株式会社カルティブ執行役員の小坪が、12月2,3,4日に能登地方の現地視察に行ってまいりました。
    佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)のアテンドのもと、能登の今を確認してまいりました。

    こちらのお知らせでは、
    その時の記録を残し、また現地で求められていることを記します。

    カルティブ社としてできることに加えて、
    読者の皆様にできることとして、企業版ふるさと納税制度や省庁連携・企業連携により
    支援できる部分をご紹介させていただきます。

    各地域ごとに、個人的に見たことや、現地の方に伺った内容をもとに作成しています。
    不適切な表現等は随時更新いたしますので、お問合せよりご連絡ください。
    https://cms.cpriver.jp/contact

    【行程】

    12月2日
    ◆ 石川県七尾市
    ◆ 日本レスキュー協会_能登町拠点

    12月3日
    ◆ 石川県能登町
    ◆ 石川県珠洲市(ご挨拶のみ)
    ◆ 石川県輪島市
    ◆ 民間ボランティアセンターおらっちゃ七尾

    12月4日
    ◆ 石川県庁
    ◆ 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)

    【全体を通じた所感】

    まだまだ復興に向けた道半ばであり、人・物・お金の支援が求められていることを感じました。インフラ等を震災前の状態に戻すだけでなく、新たな能登地域を作るための活動が求められていると感じています。復旧にまだまだ時間の掛かる場所も多いですが、対照的に被害が小さく産業や活気が戻っている場所もあります。観光や応援消費などで現地を盛り上げる活動も有効であると感じました。能登を再興しようと、熱い思いを持って活動しておられている方も多く、新しくチャレンジを起こすには良い風土・状況になっています。

    企業に置かれては、資金的な支援や人的ボランティアという軸だけではなく、今後の日本で永続的に続くであろう同様の震災被害に対して、どう日本として立ち向かうのかを検討するための場、新規事業開発の場としても検討いただくことで双方のWin-Winの関係を構築できるものと考えられます。印象的だったのは、発災直後に何らかの支援活動等を始めた企業さんの名前を色んな方がしっかり覚えていて、同じ話を聞かせてくださいました。たとえば、『ゲンキー  能登震災』等で検索すると、多くの記事を拝見することができます。

    各地域・団体の状況

    12月2日

    ◆ 石川県七尾市

    【現地の状況】
    七尾市は、能登半島の中央付近にあります
    和倉温泉は、20軒強あるうちの4軒が営業を再開できているそうです。
    能登島に掛かる2本の橋のうち、1本は復旧までに数年は掛かる見込みです。

    能登演劇堂は、来年より公演を再開します。
    12月1日から「まつとおね」のチケットの販売が始まりました。

    2025年03月05日 14:00~2025年03月23日 16:00
    https://engekido.com/

    豊臣秀吉の妻である、蓮佛 美沙子も登場いたします。

    能登島にある民宿や、和倉温泉などで普段の喧騒を忘れ、
    ほっと一息つきながら、能登の自然と美味しいご飯を楽しんでください

    【求められていること】
    現地を見に来てほしいとのことです。
    旅館や観光拠点の復興も少しずつ進んでいるので、楽しんでもらうと同時に、
    能登の現状を知ってもらいたいです。
    最近、寄付やボランティアの流れが少しずつ減速しています。
    まだまだ支援を求めていますので、ぜひご協力よろしくお願いします。

    ◆ 日本レスキュー協会_能登町拠点

    12月2日の晩に、活動拠点に宿泊させてもらいました。
    12月3日の午後には、輪島市及び輪島市内の避難所の活動を見学・同行させていただきました。

    ・能登町の一軒家で元々空き家だった家を拠点として使われていました。
    ・水道は公道までは来ているが、敷居内のどこかで漏水しており、漏水箇所が特定できないとのことで、
    ・公道からホースで水を引いてきて、風呂桶にためて、電熱線で温めてお湯にしているそうです。
    ・被災地や避難所生活もさることながら、支援されている方々の拠点についても、引き続き厳しい状況が続いているようです。
    ・ペットを飼っている方で、避難所生活をされている方にご訪問させていただきましたが、子ども同然に可愛がっておられるがゆえに、非常に苦しい避難生活を送られていることを目の当たりにいたしました。

    【求められていること】
    サポートスタッフの活動資金に充てられる資金の寄付をよろしくお願いします。

    https://www.japan-rescue.com

    12月3日

    ◆ 石川県能登町

    【現地の状況】
    震災に加えて、豪雨についても北部地域で被災している。
    豪雨についても、ゴミ出し等の非常時の対応が一服したところだが、
    まだまだインフラ復旧に向けては時間とお金がかかる状況のようでした。

    【求められていること】
    ぜひ復旧・復興に向けた寄附をお願いします。

    ◆ 石川県輪島市

    【現地の状況】
    ・町野地区を中心に、まだまだ流木や倒壊した家屋がそのままで放置されている場所が多く、また土砂崩れや道路の崩落など多数の被害の爪痕が残されたままでした。
    ・市街地に行くと、そこかしこに新築の仮設住宅が立ち並び、その数は約6000戸とのことです。
     仮設住宅に入れた矢先に豪雨で入居した仮設住宅が床上浸水して、避難所に避難されている方もいらっしゃいます。
    ・人口は3分の2程度まで減るという推測値もあるようで、早期のインフラ・産業の復興が必要です。

    【求められていること】
    ・資金も人も足りていないようです。ぜひご支援ください。

    12月4日

    ◆ 石川県庁

    【現地の状況】
    金沢駅周辺はほぼ平時に戻っており、観光客でにぎわっていました。
    金沢駅や和倉温泉などを拠点とした観光旅行を行い、その足で奥能登への応援消費を行っていただくのも良いのではないでしょうか。

    【求められていること】
    寄付についても求められていますが、観光消費・応援消費が求められています。

    ◆ 全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)

    全国から多くの災害支援団体が入ってくる中で、それぞれの団体の活動拠点・活動地域・活動内容などの交通整理を行っています。
    https://jvoad.jp/

    まとめ

    能登地方が復旧・復興を果たし元気になることは、今後の日本の震災との向き合い方において非常に重要と感じています。都心への一極集中を是正し、全国の日本の良き伝統・文化を後世に引き継ぐためにも、能登地域の現状を正しく理解し、日本全域で手を取り合って盛り上げていければと考えます。riverでは、そういった人たちや企業のハブになれるように取組みを展開してまいります。

    【応援消費】

    応援したい気持ちがある方でも、有給が取れない・交通費の負担が重い・現地の動き方が分からないなど、現地に足を運ぶことには色々なハードルがあると思います。

    先日、能登の地酒・地魚を使っている居酒屋を使わせていただきました。
    離れた土地からもできることの代表的な取組みとして、「応援消費」があります。
    能登の産業を守るため、積極的に能登の食べ物に触れるのも良いのではないでしょうか。

    居酒屋 ほまれ(JR神田駅より徒歩5分)

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    同行・アテンド:
    佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)(公益財団法人佐賀未来創造金)
    野見山 茂 氏
    river認定アドバイザー
    https://cpriver.jp/members/12653/

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    執筆者:
    株式会社カルティブ 執行役員
    小坪 拓也
    https://cultive.co.jp/archives/member/kotsubo

    自治体および企業の皆様へ

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