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新シルク産業創造事業プロジェクト

京都府京丹後市

プロジェクトの現状と課題

京丹後市は、京都府の最北の丹後半島に位置し日本海に面しており、比較的湿度が高いため絹織物の製造に適した地域であったことから、「丹後ちりめん」という和装用白生地の国内最大産地となっております。「丹後ちりめん」は1720年から 始まり、300 年以上続く伝統産業です。かつては年間約 1,000 万反の生産量を誇っていましたが、現在ではその規模も大幅に縮小し、最盛期に比べ 3%程度の生産量となっている状況です。
また現在、原料となる生糸は海外からの供給に依存している状況にあり、原料確保は将来にわたって産業発展を目指す上で大きな課題の一つとなっています。国内における養蚕業は、高齢化や後継者不足など問題を抱えており、さらに繭生産にかかる収益力も弱いため、養蚕農家や収繭量は減少し続けています。

プロジェクト概要

京丹後市では、絹織物産業の日本最大の産地であるこの地域で維持し、未来へ継承していくために、「絹」を核にした新しい産業を地域内に創出し、地域経済の活性化を図りたいと考えています。そこで、絹織物業の川上分野にあたる「養蚕業」に注目するとともに、繭、シルクの素材としての機能性に着目し、これまでの主要な織物業だけでなく、ヘルスケア産業、メディカル産業などへ、幅広く産業展開ができることに期待を込めて、将来に向けた産業育成を目指します。

<主な事業>
・原材料の安定的な確保のため、無菌周年養蚕の手法を活用した京丹後産の養蚕体制の整備
・品質の安定化のため、生産した繭の一定量を生糸に加工し市内の織物事業者へ提供、評価の実施
・シルクの素材としての機能性に着目した、多様な用途への展開と製品開発
・シルク関連産業の市内への集積による地域経済の活性化

これまでの取組と寄附を募る背景・理由

本プロジェクトは、2016年から事業展開しており、これまでの様々な取り組みや研究結果により、近年は、新たなシルク製品など新産業の創出も注目されています。今後も、さらなる事業拡大と持続的な運営のための資金を企業版ふるさと納税で応援をいただきたいと考えています。

本プロジェクトの目標金額

目標金額:10,000,000円

事業を通じて成し遂げたいこと

本プロジェクトは、以下の社会課題の解決を目指しています。
・シルク産業の活性化によって、新たな雇用を生み出し、地域経済の活性化に貢献します。
・伝統的な絹織物技術を継承し、織物文化を守ります。
・京丹後市をシルク産業の国内有数の産地としてブランド化し、地域の魅力を高めます。

企業の皆様へ

日本最大の織物産地として、養蚕から織物及び多様なシルク製品の製造まで一貫した生産体制を構築し、地域の「かせぐ力」を創造していきます。
地域活性化と伝統産業再生に貢献したい企業様、京丹後市の未来を応援したい企業様のご支援を心よりお待ちしております。

プロジェクトお問合せ先

市長公室 ふるさと応援推進課

0772-69-1100

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