プロジェクト概要
国籍も、言葉も、性別も、年代も、宗教も、みんな違うから、おもしろい。
福島市は、人々がいろんな違いを認め合い、平等な関係を築き、地域社会の一人として活き活きと活躍できる「多文化共生社会」の実現に向けて取り組んでいます。
そこで、外国人も日本人も気軽に立ち寄れて交流できる施設「福島市多文化共生センター Yuiverse(ユイバース)」を2023年9月に開設しました。
Yuiverseの語源は、人を結ぶ「結(ゆい)」と宇宙を表す「universe」の掛け合わせで、世界中の人々が福島市に集まることを願って名付けられました。
「福島市のリビングルーム」をコンセプトに、開放感のあるオープンスペース、カフェテリア機能のほか、日本の文化である畳スペースや福島市の伝統工芸品も設置し、外国人や日本人が自由に交流しています。Yuiverseでは英会話講座、各国料理教室、ドイツのクリスマス体験のほか餅つき体験など様々なイベントを開催し、世界中の文化に触れることができます。特に親子で参加できるイベントは毎回盛り上がりをみせています。
また、外国人の方は自分の国の文化を知ってもらうことに熱心な方が多く、これまでドイツ、韓国、マレーシアなどの文化体験を開催しました。Yuiverseがオープンしたことによって、外国人の方々の発信拠点にもなっており、市民の多文化共生への意識が高まっています。
このほか、外国人の生活サポートもしています。外国人生活相談窓口の開設、外国人向けのごみの分別講座、やさしい日本語講座に加え、働くときに必要になる履歴書の書き方講座も実施し、外国人の方が企業で働くときにギャップが生まれないよう、働く方をYuiverseで応援しています。
様々な交流が生まれることで、Yuiverseは外国人を孤立させない重要な拠点にもなっています。
SDGsの理念である「だれひとり取り残さない」活動拠点として、そして「SDGs未来都市」に選定された福島市の取り組みのシンボルとして、Yuiverseはこれからも外国人と日本人をつなぐ役割を果たします。
人口減少が始まった日本では、外国人の方々のサポートが無ければ地域社会が成立しない時代になっています。だからこそ、多文化共生が必要です。 地域社会に住む様々な方々がYuiverseで出会い、顔の見える関係性を築き、交流し、いろんなイベントに参加し、人生を楽しくする。
おもしろいまちづくりのはじまりです。
プロジェクト資料
プロジェクトお問合せ先
市民・文化スポーツ部定住交流課 伊東
024-525-3739