カルティブでは、税制改正が行われた2020年以降毎年、4年間の市場調査と定点調査を行ってきました。
そこから分かった市場の状況や変化について、コラムでご紹介しています。
企業が関心のある事業分野の解析結果
このコラムでは、企業向けに伺った、関心度の高いプロジェクトのカテゴリーの表を読み解いてみます。
縦方向に回答企業の属する業界、横方向に関心のある寄付募集プロジェクトのカテゴリーが記載されており、数値は偏差値で表しています。
数値が高く、赤掛けされているマス目は関心度が高いプロジェクトということになります。
◆食品・飲料業界は、農林水産業に興味あり!
一つ例を挙げて表の見方をご紹介します。
上から9行目、右から6列目の「73」と書かれたオレンジ色のセルをご確認ください。
食品・飲料業界(横方向)は、農林水産業(縦方向)に関心が高いことが伺えます。
原料となる一次産品の農家や漁業者などを守り育てる活動は、食品・飲料業界にとっては本業との親和性も高いと想定されるため、関心が高いことの合理性があります。
原料の安定生産を目指したり、ブランディング・プロモーションにも効果的です。
また現地の自治体や農家と連携することで、人材育成研修の設計などにも繋がる可能性もあります。
もしくは、農業に力を入れている自治体と連携することで、新たな国内産品の発掘・連携を想定している企業もいるかもしれません。
◆ ICT関連プロジェクト(左から8列目)には、ゲーム、医療・介護などの業界からの関心あり!
縦方向に読み解くと、ICT関連プロジェクトには、ゲーム(娯楽・レジャー)、DX、コンサル、医療・介護、運輸・物流などの業界からの関心が高いことが分かります。
◆ どんな企業、自治体とマッチングするか?
企業の方は「自分が所属する業界が関心を示すプロジェクトのカテゴリー」を、
また自治体の方は「自分が推進する寄付募集プロジェクトに関心を示してくれる業界」についてのヒントになれば幸いです。
riverでは、200以上の自治体と連携し、多くのプロジェクトの情報を蓄積しており、動画やWEBページでも検索・閲覧できるようにしています。
プロジェクトを探す
https://cpriver.jp/project
寄附先の自治体を探す
https://cpriver.jp/lg_search/
寄付先・連携先の団体の探し方にも様々な方法が一般化されてきました。
ぜひ、riverの無料オンラインセミナーにもご参加ください。
無料のオンラインセミナー一覧
https://cpriver.jp/seminar/
◆ 市場調査2024 にご協力ください(2024年6月3日〜2024年7月31日)
毎年開催中の市場調査を2024年度も実施しています。
健全な市場形成のために、ぜひご協力ください。
市場調査のご案内
https://cpriver.jp/2024/06/12327/
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小坪拓也riverサービスファウンダー