愛知県SDGs未来都市等担当者会議にて、企業版ふるさと納税について説明させていただきました。

多くの市町村に現地参加していただき、盛会となりました。

【プログラムと概要】

1.　あいさつ　（愛知県政策企画局企画課）

愛知県SDGs未来都市等担当者会議を去年に引き続き開催。
連携協定先のあいおいニッセイ同和損保と連携して開催されているとのことでした。

今年新たに、江南市、幸田町が、SDGs未来都市に認定され、
県内では9市町になり、47都道府県の中でもトップクラスの認定数となっているそうです。

2.　愛知県の取組み紹介（愛知県庁政策企画局企画課）

愛知県SDGs登録制度「あいちSDGsパートナーズ」を運営しており、
WEB上や個別に市町村と登録企業とのマッチングを支援しているとのことです。
https://aichi-sdgs-partners.jp/

2005年日本国際博覧会（愛・地球博）の公式マスコットキャラクターのモリゾーとキッコロを
「あいちSDGsアンバサダー」に任命したり、大学生などの若い世代と連携した啓発活動を行っているそうです。

3.　あいおいニッセイ同和損害保険様の取組み紹介

2024年5月末時点で全国508自治体、愛知県内22自治体と連携協定を締結し、課題解決支援メニューを提供しているとのことです。
「CSV×DX（シーエスブイ・バイ・ディーエックス）」を基本戦略として、「あいちSDGsAction」WEBに掲載の SDGs経営簡易診断サービスの提供や、保育安全MAPの配布、園児向けの交通安全講習会などを開催しています。

4.　愛知県江南市の事例紹介

令和6年5月にSDGs未来都市に選定される前後に行った市としての動きをご紹介いただきました。
昨今は、市民活動団体が取り組むSDGs活動に対して市が事業費の一部を補助しており、住民一体の推進に繋がってきているとのことです。今年度は、「自治体SDGsモデル事業」への採択により国庫補助が交付され、「地域資源シェアリング」と「SDGs官民共創プラットフォーム」などの軸で企業や学校等とも連携して活動を展開していくこととしているそうです。

5.　熊本県小国町の県外事例紹介

SDGs未来都市として先進的に活動されてきた小国町様より、
選定されてから行ってきた施策やその成果をご紹介いただきました。
小国町では、SDGsを、
S　さあみんなで、　D　できることから、　G　がんばって、　s　幸せになろう
という標語を付けて住民の方に啓発し、参画を促してきたとのことです。

6　グループワーク：「SDGsを活用した企業連携」

株式会社ふるサポ代表取締役　中島達朗　氏、株式会社カルティブ執行役員　小坪拓也　氏
時代の流れの中で言葉として当たり前になりつつあるSDGsについて、
今後の世の中の潮流や、活用・推進に当たっての先進的な事例についてご紹介いただきました。
小坪からは、企業版ふるさと納税を活用した環境課題解決プロジェクトの事例を紹介しました。
グループワークの中で「他の自治体との共有の課題」や「自団体特有の課題」、
また企業連携の方向性などについて、意見を交わしていただく時間となりました。

所感

県内、県外の事例、世界的な情勢など色々な視点で実務に直結する示唆をいただきました。
SDGsの概念が拡がることで、バックキャスティングや世界視点など、各地域の戦略検討・施策検討に応用していきたいと思います。
多くの方とご挨拶・コミュニケーションさせていただき、「今年から企業版ふるさと納税を積極的に活用することになった」というようなお声掛けもいただきました。
制度改正年ということでさらに使いやすい制度になることへの期待も感じられます。
SDGsや企業版ふるさと納税がますます広がっていくよう取り組んでまいります